職人の言い伝え


【下手の張りケン。】
  けんが強い方が糸捌きが良いので、下手な織り手さんはけんを強くして織る。
  絹糸は引っ張れば長さの一割程伸びるが、張りけんで織った帯は織り上がり後、
  収縮度が大きい。風合いも絹糸独特のむっくら感が乏しい。
  故に、糸に負担を掛けずに織った帯は風合いが良い(上手な織り手)

【上を織るより下を織れ。】
  生地につみ、しらみ等の傷が入って解くと織段に成る、適度なけんを掛けて織る為にも、
  経糸を綺麗にして置く(下を織る)こと。